4 つのヨガ

「ヨガ」は一般的には「結合」として翻訳されます。このサンスクリット語はまた、「悟りへの道」として広義翻訳することが可能でしょう。

ヨガの種々の分類に関しては、ラーマクリシュナの高弟のヴィーヴェッカナンダによる分類がおそらく最も単純で、最も適切なように思われます。「ラージャ ヨガ」で彼は以下のように述べています。

「精神は、その一つ一つが潜在的には神だ。
目的は、外部と内部の自然をコントロールすることにより、この神性を顕在化することにある。
このことを、日常の仕事、崇拝、サイキック コントロール、哲学のうちの一つ、二つ以上、またはこれらすべてを通じて行うがよい。そして自由になるのだ。
これが宗教のすべてだ。教義、教条、儀式、経典、寺院、形態等は、二次的な枝葉末節以外の何ものでもない。」

この引用で、「日常の仕事」、「崇拝」、「サイキック コントロール」、「哲学」はそれぞれ、カルマ ヨガ、バクティ ヨガ、ラージャ ヨガ、ジュナーナ ヨガの 4 つのヨガの手段を表しています。

すなわち、カルマ ヨガでは、より高い意識状態に達するための手段として、日常の仕事を活用します (この意味で、はカルマ ヨガであると形容できるかもしれません)。バクティ ヨガは、精神世界の求道者による崇拝、礼拝の局面を強調するヨガです。ラージャ ヨガは、精神修行によって内的なマインド コントロールを達成する方法を探索します。ジュナーナ ヨガは、私たちの真の自己 (アートマン) と普遍的自己 (ブラーマン) がまさしく同一であるという真の知識だけを通して普遍的意識を達成しようと試みます。

これらの 4 つのヨガのうち、一つが他より優れているというわけではありませんが、著者の個人的な志向性はラージャ ヨガとジュナーナ ヨガにかなり傾いています。

Guhen 式体系によれば、最も代表的なラージャ ヨギ (ヨガ行者) は、瞑想 (マインド コントロールの手段) の伝統全体を確立したパタンジャリで、最重要なジュナーナ ヨギは、疑いなく、アドヴァイタ (不二一元論的) ヴェーダンタの創始者であるシャンカラチャリヤです。

さらに、Guhen 式体系では、最先端のコミュニケーション心理学である NLP は、現代のラージャまたはジュナーナ ヨガです。また、NLP の誕生に大きく影響した 2 人の重要人物であるミルトン・H・エリクソングレゴリー・ベイツンは、それぞれ、最も重要な現代のラージャ ヨギとジュナーナ ヨギです。

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