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北岡泰典訳の NLP クラシック入門書

Magic of NLP

解明された NLP の魔法

改訂版

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2004 年 4 月に出版された NLP (Neuro-linguitic Programming、神経言語プログラミング)の分野における最良の入門書である『Magic of NLP(原書タイトルは、『Magic of NLP Demystified(解明されたNLP の魔法)』)の改訂版が 2005 年 7 月に出版されました。出版元はメディアート社、定価は 2000 円+税、ISBN は 4-916109-95-3、著者はバイロン A ルイスとR フランク・ピューセリック、訳者は北岡泰典です。

本書は、バイブル的な NLP 入門書ですが、今回の改訂版では文体と言葉遣いが大幅に改訂され、さらにサイズもひとまわり大きくなり (A5 版になりました)、ページ数も大幅に減ったので、読みやすくなりました。

本書の共著者の一人、フランク・ピューセリックは、NLP 共同創始者であるグリンダーとバンドラーが 1970 年代初めに「メタモデル」というテクニック(本書で詳細に解説されています)を開発したときの重要な共同研究者で、実際のところ、NLP界の一部(たとえば、オーストラリアの NLP 団体、Inspiritive(www.inspiritive.com.au)等)では、ピューセリックは、グリンダー、バンドラーとともに 3 人の NLP 創始者の一人として紹介されています。

NLP は、一般的に言って、日本に紹介される際、非常に難解な専門書のような形で訳書が出版されるか(実際、これらの本の価格は学術専門家用に設定されているように見えます)、または非常に簡略化されすぎた形で紹介されているかのどちらかであるようですが、20 年以上にわたって翻訳されていなかった、このように非常に重要な NLP のベスト・クラシック入門書は、まさにそのギャップを埋めることができる本です。

本書は、24 年前に出版されたので、その後に開発、発展されたNLP テクニックはカバーされていませんが、NLP 体系の礎石となるべき真の意味での NLP 実践者にとって必須の ABC のコンセプトまたはテクニックはもれなく、しかもかなり深く考察されています。例としては、「世界についてのモデル」、「地図と現地」、「ラポール」、「モデルの三制約」、「人間の普遍的モデリング過程」、「表出体系」、「述語選択」、「優先体系」、「メタ・モデル」、「眼球動作パターン」、「情報アクセス・シグナル」等のNLP基本コンセプトまたはテクニックが網羅的に、イラストを交えてわかりやすく解説されています。

本書では、文脈の設定上「セラピー」のケース・スタディが多く紹介されていますが、NLP 自体は、確かに創始当初(1975 年当時)、セラピーの一つの代替学派として生まれた感もありましたが、その後さらに発展し、本書の初版が出版された 1980 年頃までには、人間コミュニケーション一般のパターンに適用できる、さらに汎用なコミュニケーション心理学に変容していたという歴史的事実があります。実際、NLP共同創始者のグリンダー氏は、最近の私との電子メールによる私信の中で、「NLP の最初のモデルが療法の分野で開発されたのは歴史的偶然です」と語っています。(ちなみに、同氏は「NLP は、人間の行動、特に人間パフォーマンスの卓越性についての、最先端の、非常に効率的なモデルですが、このようなモデルは多数存在する中で、その一つがNLPです。NLP が、現在のところ、それらのモデルの中で最も明示的で最も精確であるという事実は歴史的な偶然です」とも語っています。)

本書を読まれる今日の読者の方々には、本書にある「セラピー」(または「療法」)という言葉を「カウンセリング」または「ファシリテーション」と置き換えて読まれるようお勧めします。(「ファシリテーション」とは、「クライアントの人格的、行動的変化が生み出されるようにクライアントを支援するワーク」という意味です。) 同様に、本書にある「セラピスト」という言葉は、「カウンセラー」または「ファシリテータ」と置き換えられても実質的に何の問題も生じません。(「ファシリテータ」とは「ファシリテーション・ワークを行う人」という意味ですが、「コンサルタント」、「ヘルパー」、「チェンジ・エージェント」といった語とほぼ同義です。) おそらく、このように読み替えた方が今日の読者の方々にとってより適切であると思えるので、翻訳時にこのような置き換えをしてもよかったのでしょうが、あくまでも原文を尊重する目的で「セラピー」(または「療法」)、「セラピスト」という言葉を本文中に残されています。

訳者の北岡泰典は、1988年以降、NLP四天王(グリンダー、バンドラー、ディルツ、ディロージャ)すべてから直接正式なトレーニングを受けたNLPトレーナーで、1980年代半ばから滞在していた英国ロンドン市で、NLPトレーニング、ファシリテーション、コーチング、コンサルタンシー、通訳等の業務に従事していましたが、2002年から部分的にベースを日本に移し、2003年秋から国内でNLP資格コースを開講してきています。

以下のサイトで、本書と訳者に関するさらなる情報にアクセスすることができます。

 

改訂版「Magic of NLP」関連情報

 

改訂版「Magic of NLP」訳者関連情報

 

 

July 2005.

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